732-2
失敗しない任意売却

失敗しない任意売却の方法は、任意売却のことを考えないということです。
「任意売却しようとしているのに考えるなってどういうこと?」と思われていることでしょう。
あなたが任意売却をすることを決めたのは、どのような理由からだったのでしょうか?
住宅ローンを滞納するようになり、そのうちに督促状や催告書が来るようになり、それでもローンを支払うことができなくて、競売開始決定通知も来てしまった。さて、どうしよう……?
あわててインターネットで「住宅ローン 滞納」や「住宅ローン 競売」などということばで検索してみると、「任意売却」をすすめるサイトばかり出てくる、出てくる。
「任意売却って何?」と思いながら読んでみると、「任意売却をすれば、すべてが解決」という気持ちになってきた。
「よし、任意売却するぞ」「任意売却しかない」
このような感じだったのではないでしょうか?
ですから、一旦ここで任意売却のことを考えないでみていただきたいのです。
任意売却をすすめるサイトばかりがたくさん並びますし、そのサイトには競売のデメリットと任意売却のメリットしか書かれていません。そのような説明ばかり読んでいると、任意売却しかないと思ってしまうのも仕方ないでしょう。
しかし、任意売却をすすめているサイトは不動産業者だったり、任意売却専門業者などではありませんか?任意売却専門業者といっても、資格や届け出の必要がありませんから誰でもなることができるのです。そして、不動産業者や任意売却専門業者ですから、任意売却の方法しか勧めないに決まっていますよね。
では、住宅ローン滞納や競売で自宅を失いそうなときの解決法は、任意売却しかないのでしょうか?
あなたは任意売却以外の方法があることを検索していないのではありませんか?
あれだけ任意売却のサイトばかり出てきてしまえば無理もないのですが、債務整理に精通した弁護士に相談すれば、任意売却以外にもたくさんの方法があることを教えてくれるはずなのです。弁護士に相談するのは気が引けるということであれば、弁護士事務所のホームページを見てください。
もちろん、任意売却も解決法の1つですが、それ以外にも、個人再生、任意整理、過払い金請求、自己破産、特定調停などという解決方法が並んでいると思います。不動産業者や任意売却専門業者には法律上できない解決法が弁護士にはできるわけです。
不動産業者や任意売却専門業者は自分たちのできる範囲のことしか勧めてはきません。法律上できないのですから当然です。しかし、弁護士は、法律で可能なすべての解決方法の中から、依頼者に合ったベストな方法を選択することができるのです。
依頼者の置かれている状況をすべてヒアリングした上で、もっとも効果的な解決法をアドバイスし、実行できるのが弁護士なのです。
すべての状況を検討した上で、「任意売却しかない」という判断を弁護士が行い、依頼者も任意売却することで納得し、同意したということになって初めて、「任意売却するぞ」ということにならなくてはいけないのです。任意売却のことがよくわからないうちから、「任意売却しかない」という気持ちで解決策を考えても偏った判断しかできないのです。すべての選択肢の中から選ぶことができるのが弁護士なのです。
「任意売却で進める」ということになってから、「ではどの弁護士事務所に任意売却してもらえばいいのか」という検討をすべきなのです。
このときに注意することは、さきほどの不動産業者や任意売却専門業者のサイトでも同じなのですが、任意売却のメリットしか説明していないサイトは信用してはいけないということです。すべての任意売却がうまく行くとは限らないからです。
どれだけ腕のいい弁護士であっても、任意売却に失敗してしまうことがあります。
しかし、任意売却に失敗したとしても別の解決方法に切り替えることができるのが弁護士のメリットです。不動産業者や任意売却専門業者は任意売却しかできませんから、任意売却に失敗すると他に方法がありません。
任意売却に失敗しないためには、実績のある弁護士に相談してください。

任意売却に関するご相談は、弁護士法人リーガル東京にご相談下さい!

       © 2023 リーガル東京グループ.